越谷市の日本庭園「花田苑」の東屋(あずまや)にたたずむ二人の婚礼和装ロケーション撮影です。
ところで東屋とは都(みやこ)から見て東方の地域でよく設営、使用されていた
屋根を四方に葺き下ろした壁のない小さな建物のことを言い、
現代では庭園の休憩所としても利用されています。
更にタイムスリップして平安時代にまで遡ると紫式部の世界まで入ってゆくのです。
当時の貴族社会を描いた長編巻き物の源氏物語。
紫式部によって書かれた世界最古の恋愛小説です。
その五十帖(全五十四帖)の題目が「東屋」なのです。
中世の歴史とも言える文学上の“出来事”に想いをはせるのもいいかもしれません。
Photo by Matsudo
Photographer Fujii